ご存知ですか!?
「エア・ジョーダン」の大ヒットで知られるナイキは、世界有数のスポーツ用品メーカー。
そのナイキの創業者は、バスケでもゴルフでもテニスでもなく、陸上の出身。
中距離走の選手だったフィリップ・ナイトとオレゴン大学の陸上部でコーチをしていたビル・バウワーマンである。
彼らは、1964年に「BRS(ブルーリボンスポーツ)」という会社を設立したのだが、BRSはメーカーではなく、輸入・販売業者だった。当時、彼らが販売契約を結んでいたのが「オニツカタイガー製靴会社」 という日本のメーカー。
BRS創業者のひとりであるナイトが旅行で日本を訪れた際、オニツカ製品の技術力に惚れ込み、帰国後バウワーマンに推挙して米国内で販売を始めたという。
オニツカタイガーといえば、今も根強いファンをもつスニーカーブランドであり、現在の「アシックス」の前身となった会社。
つまり「ナイキの前身」は「アシックスの前身」の国外代理店にすぎなかった。
その後、BRSはオニツカの技術力を借りて米国で自社生産を始め、それがのちにナイキとなったのである。
よく「日本は、欧米の技術のマネがうまい」などと批判されたりするが、ナイキの歴史に関する限り、スポーツシューズの分野では日本が先輩だったわけだ。
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