ご存知ですか!?
生まれたばかりの赤ちゃんはただ泣くだけ。
一人では何も出来ないし、まっさらの状態で、記憶もないと思っている人が多いのではないか。
しかし、近年では赤ちゃんの驚くべき能力がいろいろとわかってきた。
記憶だってゼロではない。赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいた頃や出産時のことも、ちゃんと記憶しているのだ。『おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと』の著者で産婦人科医の池川明氏が、1〜6歳くらいの子どもをもつ母親に聞き取り調査をした結果では、53%の子どもが「胎内の記憶」を、42%の子どもが「出産時の記憶」を口にしたという。
「ママのおなかの中で何してたの？」と聞かれて、「いっも踊っていたんだょ。あ―、ママのおなかに戻りたいなぁ―」とか「ねんねしてたの」など、子どもたちが自分の言葉で口々に語る"証言"は神秘的とさえいえる。
妊娠中の母親の様子を話したことはないのに、電話オーペレ-タ-の仕事をしていた母親に「ママの声も聞こえてたよ。ママ、お電話ばっかりしてたよね」などと、親がびっくりするようなことを言ったりするというから驚くほかない。
赤ちゃんの能力はそれだけではない。スウェ-デンのレナード・リグハート医師が英国の有名な科学雑誌『ランセット』に報告したところによると、生まれてすぐの赤ちゃんをお母さんのおなかのうえにのせておくと、お母さんのおっぱいまで自分でよじ登って、おっぱいに吸い付いていくという。
1990年k発表された当時は、学会から「信じられない」という声が上がったが、その現場ビデオも撮影されており、現在では定説として認められている。
但し無痛分娩では、そうした這い上がりはしないとか。
自然な経膣分娩で生まれてた赤ちゃんだけに見られる行為で、すぐ沐浴などさせずに自然な状態で40〜50分おいてあげると、赤ちゃんは本来もっている力を発揮するという。
おそるべし、赤ちゃんパワー！
秘めたるパワーを育ててあげるためにも、やっぱり胎教に注意をはらうのは、大切なことといえそうである。
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