ご存知ですか!?
遥か昔からイヌは人間とともに暮らし、一緒に作業をしてきた。
人間の家族を自分の群れとみなし、飼い主に忠実に行動するので訓練がしやすく、その性質を利用して救助犬や盲導犬などに仕立てられてきた。
しかし、救助犬はいやいや"仕事"をしているわけではないらしい。
彼らは鋭い嗅覚ヲ使い、僅かばかりの人の匂いをかぎ分けて、助けを求める人をさがしだす。
この時、ただ命令をうけて任務を遂行しているわけでも、ごほうびを求めて仕事をしているわけでもない。
彼らは自分の"仕事"に喜びを感じているのだという。
1985年のメキシコ地震の際に活躍したアリーという救助犬などは、当初は瓦礫の中で生存者を嗅ぎあてると喜び勇んで飛び出していったのだが、いくら捜索しても見つけるのが死体ばかりになると、ガックリ落ち込んでエサにも口をつけなくなってしまったという。
人を助けられないことが、よほど悲しかったのだろう。
そのため近年では、もはや生存者が期待できない時期になると、救助犬の派遣は中止されるという。
せっかくの能力を失いかねないほど、彼らは落ち込んでしまうからだ。
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